POINT

犬のしつけの基本と大事な4つのポイント!

犬のしつけの「方法」を学ぶ前に、犬のしつけとはどういうものか知っておくのも大切です。

犬の「しつけ」は必要か

答えはもちろんYesです。

犬と人が暮らしていくには避けては通れません。

なぜなら

犬の命を守るため」→犬の体に悪いものを盗み食いさせない…など

他人に迷惑をかけないため」→他人に吠える、咬むなどをさせない…など

犬と人が互いに快適に暮らすため」→トイレをきちんとした場所でする…など

非常に重要なことですね。

犬の「しつけ」と「トレーニング」

「しつけ」と「トレーニング」の違いはわかりますか?

「しつけ」→物事の良し悪しを教える

・人を咬まないようにする

・トイレを適切な場所でする

・拾い食いをしない

など

トレーニング」→コマンド(命令)に従う

・「オスワリ」「フセ」

など

人によって意見は違うかもしれませんが、私はこのように使い分けています。

「トレーニング」は必要ない?

答えはNoです。

「コマンド(命令)に従わせる」などと聞くと、とても威圧的に感じますが、現在のドッグトレーニングは、犬が楽しんでやることが一番大事だとされています。

それだけではなく、

・トレーニングで犬と飼い主の信頼関係がUPする

・トレーニングで犬の問題行動の改善も期待できる

など、飼い主さんにも嬉しい効果があります。

「しつけ」をする上で大事なポイント

一貫性をもつ

例えばテーブルの上のものを「取ってはいけない」と教えたいとします。

・お父さんは「取ってもいい」、お母さんは「取ってはいけない」

・大事なものは「取ってはいけない」、ゴミだったら「取ってもいい」

・その日の気分によって、昨日は「取ってもいい」、今日は「取ってはいけない」

これでは犬は非常に混乱しますよね。

対策としてはやって欲しくない「NGリスト」を作ることで、家族で方針を共有できますし、飼い主さん自身も自分の考えが明確になります。

またしつけやトレーニングは継続することが大事になってきます。

一度や二度叱ったからといってやめてくれないことも多いです。

叱っても犬がやめない場合でも心折れずに継続してやりましょう。

要求に応じない

要求に応じてばかりいると要求はどんどんエスカレートしていきます。

また、自分の言うことばかりきく人を 信頼のおける飼い主 とは見なくなります。

信頼のおける飼い主 がいない犬は不安が高まり、それが転じて問題行動に発展することもあります。

ただし、外でトイレをしている子などで「トイレに行きたい!」と催促する場合は例外です。

この場合は犬の健康のため応じてください。

あまりにトイレの要求が激しければ、室内トイレに変えることも検討してみてください。

犬の体のどこでも触れるようにする

お手入れする時にどうしても触りますし、病気の早期発見のためにも、どこでも触れることは重要です。

また、犬と飼い主さんのスキンシップにもなります。

触られるのが嫌な場所があったら、おやつをあげながらちょっとだけ触ることから始めましょう。

正しい褒め方、叱り方をする

犬が正しいことをした時は必ず褒めましょう。

意識をしていないと 褒め忘れる ことはよくあります。

特に以前教えたことで、もう当たり前に出来ていることなどは忘れがちです。

ちょっと意識をしただけで「ウチの子はこんなに褒めポイントがあった!」と気づくかもしれません。

叱り方については、暴力は絶対NGです。

暴力で一時的に問題行動がおさまったとしても、 飼い主さんとの信頼関係 は崩れます。

飼い主さんとの信頼関係 が崩れると別の問題行動を引き起こすことになりかねません。

また、長文でくどくど叱ったり、感情的に高い声で叱るのもおすすめできません。

叱る時は「低い声」で「落ち着いて」「一言」で。

(詳しくは「犬のしつけ・褒め方と叱り方のコツ!」を参考に)

 

いかがでしたか?

犬のしつけの重要ポイントをおさえて、愛犬との楽しい生活を送ってくださいね!