吠える犬

犬の吠えグセをなおす【原因編】

「愛犬の困ったこと」で一番多いのが吠えグセです。

一度クセがついてしまうとなおすのが大変です。

そんな吠えグセのパターンをご紹介します。

警戒吠え

吠えグセで困っている飼い主さんの愛犬の多くが「警戒吠え」をしていると思います。

インターホンの音が鳴ると吠える・窓から外を見て、通る人や車に吠える
家の前を犬が通った時

などです。

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吠える犬

要求吠え

「警戒吠え」の次に多いのが「要求吠え」で飼い主さんを困らせるパターンです。

例えば

ゴハンやおやつが欲しいとき・散歩の時間が近づいてきたとき
ゲージやハウスから出して欲しいとき
かまって欲しいとき

などです。

要求吠えはそのままにしているとエスカレートすることがよくあります

また要求吠えは犬にとってもよくありません。

(詳しくは「犬のしつけの基本と大事な4つのポイント!」の「要求に応じない」の項目を参考にしてください。)

対処法は「要求に応えないこと」

無視をする
無言で部屋を出ていく

などです。

無視をするでもいいですが、犬が吠えたら無言で部屋を出ていくことをお勧めします

無視をするのは辛いという飼い主さんもいますし、無視をしていても犬は飼い主さんに向かって要求吠えをするので、部屋を出ることによって吠える対象をなくすことになります。

この時、無言で行うことが非常に重要です。

そして吠えなくなってから、コハンをあげたり、ハウスから出してあげたりと要求していたことに応じます。

また、基本的なトレーニングをすることで犬と飼い主さんの関係を改善しましょう。

歓喜・興奮吠え

嬉しすぎて興奮し、ついつい吠えてしまうパターンです。

例えば

飼い主さんが帰って来た時
大好きな人が家に来た時
犬好きの子が他の犬に会った時

などです。

これらは興奮が収まれば自然に吠えることを止めるので、そのままにしている飼い主さんも多いです。

ただ、吠え声が周囲の迷惑になるので止めさせたい場合には、

「オスワリ」などのコマンドを出して犬を落ち着かせましょう。

この場合叱る時のような 低い声 犬の正面 に立ち 少し前のめり で指示を出します。

この犬の正面で少し前のめりの体勢は犬に軽く威圧感を与える体勢です。

興奮しすぎている犬に軽く冷や水を浴びせ、落ち着かせる効果があります。

落ち着きを取り戻したら穏やかな声で褒めましょう

ストレス発散吠え

「警戒吠え」との判別が難しいところですが、

「警戒吠え」音や人、他の犬などの刺激に対して吠える
「ストレス発散吠え」特に刺激がないのに吠える

のような違いがあります。

また、分離不安症(飼い主さんと離れることによって不安になる心理状態)による無駄吠えもストレス発散吠えにあたります。

対処法はシンプルで「ストレスを発散させてあげること

飼い主さんがちゃんとかまってあげているか、またはかまいすぎていないか
お散歩や運動が足りているか
留守番の時間が長すぎないか
病気やケガなどしていないか

など、ぜひチェックしてみて下さい、

つられ吠え

他の犬の吠え声につられて吠えてしまうことです。

近所の犬の声に反応したり、多頭飼いしているお家などで起こりやすい現象です。

犬には他の個体がある行動をしている姿を見て、

同じ行動をする(社会的促進といいます)パターンを身に着けることがあります。

 

以上、犬の吠えグセをなおす【原因編】でした。

吠えグセをなおすのはとても大変なことですが、ご近所への迷惑などを考えると是非とも行って欲しいしつけです

根気よくがんばりましょう!