インターホンの音に吠える犬

犬の吠えグセをなおす【インターホン編】

「インターホンが鳴ると吠える」、「お客さんに対応している間ずっと吠えている」

そんなワンコも多いですよね。

そこで、インターホンに吠える原因と対策をご紹介します。

インターホンに吠えることは習慣になりやすい

犬がインターホンに吠えるのは普通のこと

犬には

・自分のテリトリーや仲間(飼い主さんや家族)を守りたい

・テリトリーを守るという仕事がしたい

という本能があります。

インターホンに吠えることは犬からしてみれば、ごく当たり前の行動なんです。

反射的に「吠える」ことの習慣化

初めのうちは

・インターホンが鳴る→知らない人が来る「敵かもしれない!?」→警戒して吠える

と考えていたのが日々繰り返されることによって、

・インターホンの音=「敵だ!!(吠える)」

と直結してしまうのです。

日々「吠える」ことで成功体験を積んでいる

来客を飼い主さんが玄関先で対応してそのまま帰っていくことが多くあります。(宅配業者さんなど)

そうすると犬は「自分が吠えた」おかげで「敵かもしれない人」が

「帰っていった(追い払うことができた!)」という成功体験を日々積んでいくことになります。

こうなると犬が自ら吠えるのをやめてくれることはありません。

吠えないようにする「しつけ」が必要になってきます。

インターホンに吠える時の対策

インターホンの音に慣れさせる

Step1 インターホンの音を録音する
Step2 録音した音を犬が反応しない程度の小さな音で流す
Step3 吠えなければおやつをあげ、少し音を大きくする
Step4 「Step3」を繰り返し実際のインターホンの音量と同じ程度の音まで慣れさせる
Step5 家族や友人に頼んで実際にインターホンを鳴らしてもらい、吠えなければおやつをあげる。それを繰り返し練習する。

インターホンの音の印象を変える

Step1 家族や友人に頼んで実際にインターホンを鳴らしてもらう
Step2 鳴ったらすぐに犬が吠える前におやつをあげ、それを繰り返し練習する
重要なポイントとなるのは 犬が吠える前に おやつをあげることです。
ここでは「インターホンの音」=「いいことがある(おやつをもらえる)」と教えていくわけですが、
吠えてしまってからおやつをあげると、「吠えたからおやつをもらえた!」と犬が勘違いしてしまいます。
OK:インターホンの音→吠える前におやつ(吠えてしまったらあげない)
NG:インターホンの音→吠える→おやつ
他にも飼い主さんが帰ってくる時にインターホンを鳴らしてから家に上がるという方法もあります。
「インターホンの音」→「敵かもしれない!」
という犬の思考を
「インターホンの音」→「飼い主さんかもしれない♪」
と変えていくわけです。
特に子犬を迎えた時から飼い主さんがインターホンを鳴らして家に上がるということを繰り返すと、インターホンに対して警戒する確率はぐっと下がります。

インターホンの音から気をそらす

やり方はいろいろありますが、例えばインターホンが鳴った時、

・ガムなど長時間噛むおやつを与える

・「スワレ」または「フセ」をさせ、来客が帰るまで「マテ」をさせておく

・ハウスに入る習慣をつける

などです。

インターホンの音を変える

インターホンの音が変更できるのであれば、とても好都合です。

新しい音に変えて鳴らしてみて、すぐにおやつをあげましょう。

それを何回も繰り返します。

「前のインターホンの音」=「吠える」

となっている行動パターンを

「新しいインターホンの音」=おやつがもらえる

と変えてしましましょう。

【絶対咬まない子限定】来客におやつをあげてもらう

来客におやつをあげてもらい、「家に来る人=おやつをくれるいい人」と教えてあげるのも効果はあります。

ただしインターホン吠えるクセがある犬は警戒心が強い場合が多いので、見知らぬ人を咬んでしまう可能性もあります。

絶対咬まない子のみやってみてください。

また、家族がお客さん役になりインターホンを鳴らしおやつをあげるところから始めてみてください。

 

愛犬に合う方法は見つかりましたか?

「インターホンに吠えるクセ」が治れば愛犬と飼い主さんの暮らしもグッと快適になります。

ぜひ試してみてください。